新型コロナウイルスの感染拡大を受けて国と県が主催者に繰り返し自粛を求めていた格闘技イベント「K-1 World GP」が開催され、SNS上で批判を浴びている。
ことの経緯とTwitterの反応は?
国と県の中止要請を無視し「K-1」開催
埼玉県知事のツイート
埼玉スーパーアリーナで開催のK-1イベントについては、幾度も自粛の協力依頼を行って参りましたが、協力をいただけなかったこと、誠に残念です。主催者には、可能な限りの防疫措置をとること、万が一の場合に備え、入場者全員の連絡先を得ること等を指示しました。
— 大野もとひろ 埼玉県知事 (@oonomotohiro) March 22, 2020
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて国と県が主催者に繰り返し自粛を求めていた格闘技イベント「K-1 World GP」が3月22日、さいたま市で開かれ、約6,500人が会場の「さいたまスーパーアリーナ」につめかけ、SNS上では批判が高まった。
Twitterでは、参加した者の氏名を公開すべきだという意見も見られた。
そのまま隔離しろという過激な主張を唱える者もいた。
公開はしないまでも追跡調査すべきではないかと思う。
この時期にこれだけ多くの人が全国から集まり、密閉された空間に長くいて、地方に散って行くことがどういう結果を招くか、急激な感染拡大の原因となったらどう責任を取るのか。
タイではムエタイを観戦した人の128人以上が新型コロナウィルスに感染したという。
これは自己責任の問題ではない。
観戦した本人が感染するのは自己責任としても、その人たちが全国に散って他者に感染させたら、被害は甚大になる怖れがあるからだ。
主催者側は商売だから損害を蒙りたくないのは分かるが、この問題は商業的損得勘定で考えるべきではない。
長い目で見れば損得勘定でも「損」なのは明白だ。
最低限の経済的補償をして強制中止させる方法もあったかもしれない。
行政が自粛要請しか出来なかったのは、行政の判断ミスなのか、民主主義の弱点と言うべきか。
😭やっぱり
「K-1」観戦者に発熱症状 PCR検査へ https://t.co/LSYCsqZA0K @zakdeskから
— 高須克弥 (@katsuyatakasu) March 24, 2020
さいたまスーパーアリーナ
Twitterの反応
今日のK1開催強行で関係者が全員クズだなーっね思う事の1つは、これだけマスクが医療機関で足らないって言ってるのに無駄な場所で無駄遣いしてる事。
そんなに闘いたいなら医療機関にマスクとか提供して新型コロナに対して医療従事者と一緒に闘えばいいのに。
カッコ悪い。— こーん (@kira2695) March 22, 2020
本日、さいたまスーパーアリーナで1万人の巨大クラスターが発生し、全国へ拡散されます。#K1#新型肺炎 #新型コロナウイルス #コロナ #クラスター#K1クラスター#政府は補償を pic.twitter.com/UnJNpIl7M4
— ぽっさい (@possai) March 22, 2020
K1の運営の馬鹿さ加減よ。
このウイルス相手にバクチは通用しないのが分からないのか?
もしクラスターが発生したらどう責任取るつもりだ?
命を軽視するK1、運営も出場する選手も同罪だ。
K1なんか潰れてしまえ。#新型コロナウイルス#新型肺炎#k1#K1を中止に#k1死ねhttps://t.co/JFr28NPLgl— rovetheglobe (@rovetheglobe) March 21, 2020
永ちゃんのライブが早々に時期を見合わせている中、K1は明日の興行を強行するらしい!1万を超える観客を6時間以上屋内に置いておくのだから、起こり得るリスクは容易に推測出来ます。
今ならまだ間に合う、中止か延期の決断を急いで欲しい#新型肺炎 #新型コロナウイルス pic.twitter.com/JbhAfXxKZd— ✩sato chan✩ (@XztxoxsxhxizX) March 21, 2020
格闘技K1のイベントを行なった主催者は、金のことを第一に考えている。新型肺炎が日本に広がっても構わないのだろう。どうもおかしいとおもったら、主催者側に〇〇・キムの名が出ていた。納得した。
— イチカワヒデキ (@ihideki) March 23, 2020
k1の試合から数千人規模の爆発的感染が起きるだろう#新型コロナウイルス #新型肺炎 #コロナウイルス
— 🌹ぽん介 ・ω・ 5G大反対 反緊縮 (@Daihuku_Ponsuke) March 22, 2020
コロナが殺人ウイルスである事は周知の通り。
しかしK1は私利私欲のためにコロナを拡散させる事を是としている。
K1は自分達の利益の為なら人が死んでも構わないと思っているのか?
いやむしろK1は人を殺そうとしているのか?
K1は殺人集団なのか?#新型コロナウイルス#新型肺炎#K1を中止に— m p (@seed_of_justice) March 21, 2020
おまえら、今回のk1開催自粛要請は今日の今日突然言い出したことやないぞwww前々から埼玉県は要請してた。いろんなアーティストが要請を受けてコンサートを中止にしまくってる時に。k1は自粛要請されてることを今まで隠してたのか??確信犯?? #K1中止 #コロナ #集団感染 #新型肺炎
— ハイジ@⚔🏯👹仁王2ほしい、そんでもって角ばったスケベ女つくる👹🏯⚔ (@paradise_busaik) March 21, 2020
#k1
この自粛要請に切れてるk1ファン達は、冷静に考えたら❓️
立場的に言わん訳にはいかんでしょ。当たり前の話だ。
それにイベントをして新型肺炎感染者が出たら、k1は社会的につぶれるリスクを考えた方が良い。
そのリスクと向き合って開催するのは良いが自粛要請に切れるのは非常識というものだ。 https://t.co/hPgURIDSOk— カラドボルグ2 (@karadborugu2) March 21, 2020
昨日 #埼玉 へ #K1 見に行った連中はどうせ #東京2020オリンピックパラリンピック なんかどうでもいいのだろう。兎に角今が、自分が楽しければいいのか?その勝手な行動が人類を滅亡に追いやる危険性がある事を自覚しておいて欲しい。林修氏曰く「今でしょ!」 #新型コロナウイルス #新型肺炎
— 鉢屋三郎@阪神淡路大震災25周年 (@HachiyaSaburoh1) March 22, 2020
明日、近所の
さいたまスーパーアリーナで
K-1 とかいう見せ物があるらしい。やる方もやる方なら
行く方も行く方。#新型肺炎 #新型コロナ #新型コロナウイルス #武漢 #武漢肺炎 #COVID19 #中国ウイルス #k1 #さいたまスーパーアリーナ
🦠 pic.twitter.com/rgYe67t55o— ඓ南 鳳௸™ (@x_pumpkinhead_x) March 21, 2020
法に基づかない自粛要請はこれが限界か。更に危機的状況になったら、緊急事態を宣言し中止を指示するしかない。私権を制限することは国家の権限を強めることの裏返しだが、危機においてはデュープロセスに基づいてやるしかない。それが国民を守ることだ。https://t.co/7zJvQzFy1u https://t.co/BKPwmWn8zT
— 細野豪志 Goshi Hosono (@hosono_54) March 22, 2020
法に基づかない要請も、法に基づく指示も国民に対する影響力は同じ。どちらも罰則がないのに、国民は普通従う。権力からの要請はそれほど影響力があるので法で縛る必要がある。実際、権力側には法に基づかず中止させようとする意図があった。法に基づく指示は区域、期間、種類を定めなければならない。 https://t.co/5cxvZnPJtG
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) March 22, 2020
マスコミの記事
FNN
“K-1の乱”自粛要請も強行 知事「残念」 政府関係者は「国賊」
“K-1の乱”自粛要請も強行 知事「残念」 政府関係者は「国賊」
大規模なイベントに対して続く、自粛要請。
そんな中、6,500人を集めて行われた、「K-1 WORLD GP」に非難の声が上がっている。
さいたまスーパーアリーナで、22日に開催された格闘技イベント「K-1 WORLD GP」。
およそ6,500人の観客が来場した。
埼玉県・大野元裕知事「法的にも止める権利もないので、ご協力をいただきたかったというふうに考えており、その点は残念です」
県や国は、イベント開催の自粛を求めてきたが、そうした声を振り切る形で大会は決行された。
国・県 K-1主催者「いろんな、そういったご意見があるのはもちろん理解していますけど、われわれとしては会場さんと話して、一番できる最大限の予防策、対応策を講じているので、大会をやろうと思っています」
主催者側は、県の要請に従い、入場者の中から感染者が出た際に追跡調査ができるよう、チケットに連絡先を記入することを求めた。
また、会場の入り口ではマスクを配ったほか、体温も確認。
会場内の換気などの対策を講じたという。
観客は「ところどころにアルコール消毒が全部置いてある」、「退入場するたびに毎回アルコール消毒」、「立ち上がらないでください、観戦静かに見てくださいというアナウンスが2試合に1回くらい流れていた」などと話した。
感染拡大が懸念される中での開催強行。
一夜明けた23日、ある政府関係者は、「あり得ないよ。国賊だろ。責任取れるのか」と、強く非難。
しかし、現状において、国や県にできるのは、強制力のない自粛要請にとどまる。
そうしたことから、元大阪府知事の橋下徹氏はツイッターで、さいたまアリーナで感染拡大すれば、政治の責任と指摘した。
街の人は「ハイリスクですし、僕が興味あるとしても今は行きたいとは思わないですよね」、「やめさすんだったら、政府が白黒(法律などで)つけた方がいいかなと思います」などと話した。
万が一、感染者が出た場合、主催者側は、会場サイドと連携するなどして迅速に対応したいとしている。
この3連休中、東京・練馬区では、としまえんが営業を再開。
開園を待ちわびていた、多くの親子連れが訪れた。
来場者は、入場前に体温をチェック。
ジェットコースターは、2時間ごとに消毒する。
来場者は「疲れるまで久々に外に出て遊べるので、ギリギリまで遊ぶと思います」、「(久しぶりに外出てどう?)楽しい」などと話した。
大喜びの子どもたち。
しかし、営業を再開したのは、屋外のアトラクションのみで、屋内の施設は営業休止のまま。
主催者や運営側に委ねられる判断。
感染拡大のリスクを前に、多くの関係者が頭を悩ませている。
そんな中、6,500人を集めて行われた、「K-1 WORLD GP」に非難の声が上がっている。
さいたまスーパーアリーナで、22日に開催された格闘技イベント「K-1 WORLD GP」。
およそ6,500人の観客が来場した。埼玉県・大野元裕知事「法的にも止める権利もないので、ご協力をいただきたかったというふうに考えており、その点は残念です」
県や国は、イベント開催の自粛を求めてきたが、そうした声を振り切る形で大会は決行された。
国・県 K-1主催者「いろんな、そういったご意見があるのはもちろん理解していますけど、われわれとしては会場さんと話して、一番できる最大限の予防策、対応策を講じているので、大会をやろうと思っています」
主催者側は、県の要請に従い、入場者の中から感染者が出た際に追跡調査ができるよう、チケットに連絡先を記入することを求めた。
また、会場の入り口ではマスクを配ったほか、体温も確認。
会場内の換気などの対策を講じたという。
観客は「ところどころにアルコール消毒が全部置いてある」、「退入場するたびに毎回アルコール消毒」、「立ち上がらないでください、観戦静かに見てくださいというアナウンスが2試合に1回くらい流れていた」などと話した。
感染拡大が懸念される中での開催強行。
一夜明けた23日、ある政府関係者は、「あり得ないよ。国賊だろ。責任取れるのか」と、強く非難。
しかし、現状において、国や県にできるのは、強制力のない自粛要請にとどまる。
そうしたことから、元大阪府知事の橋下徹氏はツイッターで、さいたまアリーナで感染拡大すれば、政治の責任と指摘した。
街の人は「ハイリスクですし、僕が興味あるとしても今は行きたいとは思わないですよね」、「やめさすんだったら、政府が白黒(法律などで)つけた方がいいかなと思います」などと話した。
万が一、感染者が出た場合、主催者側は、会場サイドと連携するなどして迅速に対応したいとしている。
この3連休中、東京・練馬区では、としまえんが営業を再開。
開園を待ちわびていた、多くの親子連れが訪れた。
来場者は、入場前に体温をチェック。
ジェットコースターは、2時間ごとに消毒する。来場者は「疲れるまで久々に外に出て遊べるので、ギリギリまで遊ぶと思います」、「(久しぶりに外出てどう?)楽しい」などと話した。
大喜びの子どもたち。
しかし、営業を再開したのは、屋外のアトラクションのみで、屋内の施設は営業休止のまま。
主催者や運営側に委ねられる判断。
感染拡大のリスクを前に、多くの関係者が頭を悩ませている。
出典:FNN
時事通信
埼玉県の大野元裕知事は22日、県庁で記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて国と県が主催者に繰り返し自粛を求めていた格闘技イベント「K―1 WORLD GP」が同日、さいたま市で開かれたことについて「強制的に中止させる権限はないが、こういう形でイベントが開催されたのは残念だ」と述べた。
県によると、イベントは同日午後から県の施設「さいたまスーパーアリーナ」で開かれ、観客約6500人が入場した。主催者はマスクの配布や消毒液の設置などの対策を講じ、県側は開催に当たって観客全員の住所、氏名、連絡先の把握を指示した。
この日は大野知事もイベント前に会場を訪れた。大野知事は会見で「多くの人が集まるイベントは自粛が適当と考え、お願いしてきた。今後、無症状感染者が出る可能性もないわけではないので、大変残念だ」と語った。
出典:時事通信
TBS
22日、さいたま市で政府や埼玉県が自粛を求めていた大規模な格闘技イベントが開催されました。
さいたまスーパーアリーナで22日に行われたのは格闘技「K-1」のイベントで、主催者発表で6500人が訪れました。
安倍総理は、大規模イベントの開催について対策の徹底を求めた上で主催者に判断を委ねる考えを示しましたが、西村担当大臣と埼玉県は事前に主催者に開催自粛を要請。しかし、主催者は対策を講じているとして決行しました。
「普通にみんな盛り上がって騒いでました」(K-1イベントを見に来た人)
急きょ、会場を視察に訪れた埼玉県の大野知事は「残念」と話しました。
「自粛をお願いしたわけですから、お願いを聞き入れていただけなかったのは残念。(Q.心配な思いも?)当然、心配だから来ました」(埼玉県・大野元裕知事)
「密集を避ける意味でも、会場を席を削って1万人以下になるような形で大会を行っています」(K-1イベント主催者・中村拓己プロデューサー)
主催者は感染者が出た場合に備え観客に連絡先を記入してもらうなどの対応を取りましたが、明確な基準がない中での大規模イベント開催をめぐり難しさがあらわになりました。
出典:TBS
NHK
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、国や埼玉県が開催の自粛を求めていたキックボクシング団体「K-1」の大規模なイベントが当初の予定どおり22日、さいたま市で開かれました。大野知事は会場を訪れ、主催者側による感染防止策を確認しました。
キックボクシング団体の「K-1」は、さいたま市中央区の「さいたまスーパーアリーナ」で試合のイベントを行い、主催者側の発表で6500人が訪れました。
このイベントは西村経済再生担当大臣の要請もあって、埼玉県は「会場で歓声が上がり、飛まつ感染のおそれが大きい」として主催者側に開催の自粛を求めていました。
これに対し主催者側は、対策として来場者にマスクを配り、チケットの半券には住所や電話番号を記入してもらって、感染者が出た場合には追跡調査を行えるようにするとして、当初の予定どおり開催に踏み切りました。
試合が始まる1時間前の正午ごろには、埼玉県の大野知事が会場を訪れ、主催者側の対策を確認しました。
都内から観戦に訪れた30代の男性は「今やるのは不安です。ずっと会場の中にいるのではなく、見たい試合だけ見て、定期的に席を立とうと思います。家に帰ったら手洗いとうがいをしっかりしたいと思います」と話していました。
「K-1」の中村拓己運営責任者は「最大限の対応策を行うことで開催を決定した。いろんな声があると思うが、しっかり対策をして感染者が出ないようにする。もし、出た場合は迅速に対応したい」と話していました。
大野知事「主催者側との約束 確認に来た」会場を視察した埼玉県の大野知事は「何度も要請したにもかかわらず、協力いただけずに開催したことは残念です。基本的に止める権利はないので、ご協力いただきたかった。県としては何回かイベントを自粛していただきたいと要請をしていた。
しかし『中止は難しく、対策は万全にしたい』と返答がありました。万が一にも感染者が出た場合に備えて、チケットに連絡先を書いてもらい、追跡調査をできるようにするなど主催者側と約束したので、私の目で確認するために来ました」と話していました。
出典:NHK