海水浴の季節、楽しいはずの海での事故を防ぐため「フロート」の危険を知って対策を

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沖に流されると自力で帰還は困難

「フロート」をご存知でしょうか。

英語の意味は、浮き輪、浮遊物、いかだ等ですが、

ここで言う「フロート」とは、浮き輪というよりも、

動物や鳥の形をしていてその上に乗れる浮遊物を指します。

フロートは風による影響を強く受けます。

一度、子どもが流されてしまうと自力で帰還することは難しく、

すぐに発見されなければ命にも関わります。

海上保安庁によれば、

沖に流され帰還できなくなった事故は1年間に7件発生しているそうです。

突風で沖に流されると大人でも追いつけない

たとえば、

動物型のフロートに子供を載せ、父親が一緒に泳いで見守っていたのですが、

突風で沖に流され、父親が追いつけなくなり、帰還不能になった例もあるそうです。

また、姉が弟を載せ、フロートをつかんで岸の近くで遊んでいましたが、

急に水深が深くなって足がつかなくなり、

フロートから手を放してしまい、帰還不能になったケースもあるそうです。

沖に流されたフロートから子どもが転落し、

肺水腫を起こしたケースもあり、

国民生活センターは、海水浴でのフロート使用中の事故について注意を呼び掛けています。

ライフジャケットを必ず着用する

対策としては、ライフジャケットを正しく着用するほか、

保護者が目や手を離さないことや、

基本的に風の強い日の使用は控えるよう注意喚起しています。

特に立体的なフロートは風の影響を受けやすく、

あっという間に沖に流されてしまうので、

より注意が必要です。

▽必ずライフジャケットを

▽楽しいけれど注意が必要




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