[防犯]子どもを狙う犯罪者から子どもを守る方法

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子どもを守る
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屋外で子どもをどう守るか

可愛い子どもたちを鬼畜の手から守らねばならない。

危ないのは知らないおじさんだけではない

知らない人についてついていってはいけない

とは、どの親も子どもに教えます。

これは基本中の基本です。

しかし、

知っている人

あるいは知っている人のふりをする犯人には、

何の意味も持ちません。

警察庁の統計によると、2014、2015年、

強姦の被害者(成人を含む全年齢)の過半数は、加害者と顔見知りでした。

千葉で保護者会の会長が顔見知りの小学生女児を殺した事件は衝撃的でした。

埼玉県富士見市でベビーシッターの男が預かっていた男児を殺害した事件もありました。

知らない人でも、名前などを調べたうえで接近して来るかもしれません。

小中学校の教員、保育士などの一部に、性的嗜好の対象が子ども(小児性愛=ペドフィリア)である人物が入り込んでいたりもします。

子どもは抵抗しにくいし、被害を訴えにくいので、この種の犯罪は起こりやすいと言えます。

海外のように日本もスクリーニングをすべきですが、まだ行われていません。

スクリーニングとは、小中高校の教員などを志望する人に対し、小児性愛の嗜好があるかどうかをテストし、現場からシャットアウトする手段です。

現在の日本は、子羊の群れの中に羊のふりをした狼が混じっている状態です。

親も社会も子どもを守らねばならない。

知人のフリをする人にはどう対処するか

また、知り合いのふりをする人とは、どういう人でしょうか。

何らかの方法によって、子どもや親の名前を調べ、知人のふりをする犯人です。

子どもの持ち物に記名されていたり、表札に家族全員の名が書かれていたりすると、犯人にとっては好都合です。

同様に、人前で大きな声で親が子どもの名前を呼ぶのも危険です。

郵便受けに届いたDMから個人情報を得る犯人もいます。

とにかく、子どもの個人情報を知られないことが大切です。

「〇〇ちゃん、お母さんが交通事故にあったから、一緒に病院へ行こう」

と言われたら、子どもはどう反応するでしょうか。

オレオレ詐欺などと同じで、犯人は個人情報を使い、パニックを起こさせ、判断力を失わせます。

子どもが自分の名前を呼ばれても、

知らない人にはついていかないよう教えなくてはいけません。

親が交通事故にあったと言われようが急病だと言われようが、

「1人だけで知らない人について行ってはいけない」と教えるべきです。

子どもをひとりにしてはいけないが、ひとりになってしまうことはある。犯罪者はその瞬間を待っている。

犯罪者は子どもが1人になるときを狙う

犯人は、子どもが1人だけの時を狙って来ます。

あるいは子どもが少数の時にはターゲットの子どもを他の子から引き離し、1人だけにします。

顔見知りであろうとなかろうと、おとなと1対1にならないよう子どもに言い含めましょう。

犯人から強引なことをされた場合は、大声を出すか、防犯ブザーを鳴らすよう教えましょう。

大声はなかなか出せないものです。

武道やスポーツで大声を出す訓練をしておくのも良いでしょう。

防犯ブザーは日頃から身につける習慣をつけましょう。

襲われそうになったら、とにかく大声を出して逃げること。

「子ども110番の家」「コンビニ」「交番」「知人の家」「病院」など、

日頃から逃げ込む場所もチェックしておきましょう。

下校時、家までわずか数十メートル以内のところで1人になった時に襲われることがあります。

日本もアメリカのように親が送り迎えしなければいけない時代になったのかもしれませんが、

それはなかなか出来ませんので、

とにかく「大声を発して逃げる」ことを、子どもに教え込みましょう。

子どもといつも一緒にいてやりたいが…。

インモビリティを利用する防犯グッズ

大きな声を出すと書きましたが、

人はいざという時、声が出なくなるものです。

心理学では、「インモビリティ=immobility」と言って、

人は驚いた時、動けなくなったり、声が出せなくなったりします。

なので、先述したように、武道などで大声を出す習慣を身に着けておくと、

いざという時、とっさに大声が出せます。

また、インモビリティは、犯人にも起きますので、

大声を出したり、防犯ブザーを鳴らすのは有効なのです。

犯行に及ぼうとした時、大声やブザー、あるいは強烈な光などが発せられると、

犯人側にインモビリティが生じます。

そのスキに、ダッシュして逃げるのです。

こうした訓練をしておくと、ベストです。

留守番する子どもをどう守るか

犬を飼うのも良い。

子どもだけで留守番しているときは、

・来訪者があってもインターフォンに出ない。

・もちろんドアは絶対開けない。

たとえ顔見知りの訪問者であってもです。

・家の電話にも出ない。

以上を徹底すべきです。

また、次のことも指導しましょう。

・帰宅時に後をつけられていないかチェックする。

・マンション住まいであれば、エレベーターにおとなと2人だけでは乗らない。

犬を室内で飼うのも抑止力になります。

筆者も子どもが小さい時、犬を飼いました。

家の外だけでなく中にも防犯カメラを付けるのも良い手でしょう。

親が外にいても家の周辺や家の中の子どもの様子をチェックできます。

警備会社と契約するのも良い手です。

まとめ

子どもに次のことを徹底させましょう。

犯罪者は、子どもが1人になるときを狙うので、なるべく子どもが1人にならないようにする。

子どもが1人にならざるを得ない場合は、おとなと1対1にはならない(おとなとふたりきりにならない)。

強引に連れて行かれそうになったら、大声で叫び(音・光などを発する防犯グッズを使い)、ダッシュで逃げる。

名前を呼ばれても信頼できる人とは限らない。

顔見知り(知人)でも2人きりにならない(屋内外ともに)。

子どものみで留守番するときは電話にもインターフォンにも出ない。

親が子どもにしてやれること

上記を徹底させることはもちろんですが、

家の内外に防犯カメラを設置する。

子どもに防犯グッズを持たせる。

警備会社と契約する。

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写真/photoAC

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