別荘から3400万円相当が盗まれた高須院長の教訓
『Friday』6/14号が「ドロボーから我が家を守る方法」を掲載している。
高須クリニックの高須院長の別荘から金塊7キロ等、
約3,400万円相当が盗まれた事件から、高須院長を取材。
警備会社と契約し、壁には赤外線カメラを取り付けるなど厳重な体制を敷いていたにもかかわらず、盗まれてしまった。
犯人はドアを壊して侵入したが、その時点で警報が鳴り、強烈なライトが光り、警備会社は5分以内に現場に駆けつける。
だが、犯人は3分でドロボー作業を終了するという手慣れた犯行。
外からの見通しの良い家に
『Friday』は、そこから空き巣被害が多発していることに触れ、対策を記している。
警察庁によると、
2018年に全国で起きた「住宅対象侵入窃盗」は、31,505件。
1日あたり86件だそうだ。
中でも外国人による窃盗が急増しているという。
特筆すべきは3年ほど前から暗躍する「ピンクパンダ」という中国人窃盗団。
中国南部の地縁血縁で深く結びついた湖南省出身の130人以上の窃盗団だという。
事前に下調べを行い、バールなどで玄関を破壊し、侵入。
高価な品数点に絞って盗み、数分で犯行を終え、数日で日本を離れる。
こうしたドロボーたちから自分の家を守るにはどうすべきか。
『Friday』は、日本防犯学校の学長で防犯ジャーナリストの梅本正行氏に訊く。
外からの見通しを良くすること
犯人はインターフォンを鳴らしたり電話したり事前に必ず「アタリ行為」をするから、スマートフォン転送で対応するなどする
などとアドバイス。
合鍵の出来ない鍵に替える
次に、綜合警備保障株式会社ALSOKの「アルボeye」を紹介。
室内に不審者を感知すると撮影を始め、画像を外出中のあなたのスマホに送ってくれる。
通話が可能なため「こら! 出ていけ!」などと怒鳴ることもでき、遠隔で警報を鳴らすこともできる。
もちろん警備員の出動要請も可能。
料金は月2,000-2,500円の2年払い。3年め以降は月1,000円。
また、空き巣は合鍵をつくることが多いとも報じている。
その対策として、スマホを鍵にしてしまう方法と「オーナー登録制」の鍵を紹介している。
▽スマホでロックするスマートロック
最後に、「空き巣犯を防ぐ”10の注意点”」として、表を掲げている(理由は省略)。
- 塀や生垣はなるべく低くする
- 補助カギをつける
- ガレージにはシャッターをつける
- センサーライトをつける
- 合わせガラスにする
- 表札に家族の名前を入れない
- 洗濯物を出しっぱなしにしない
- ベランダのフェンス上に鉢植えなど置かない
- 留守番電話機能をつけない
- 指定日以外にゴミを出さない
しかし、留守電機能は、「オレオレ詐欺(振り込め詐欺)」や
営業の撃退には効果があるので、
どちらを優先させるか。