大音量の警告音と「痴漢です 助けてください」の表示
アプリの画面をタップすると、スマートフォンから警告音や防音ブザーが大音量で鳴り響く! と聞いていたから、
布団でもかぶせて聴いてみようと試したら、小音量で拍子抜け。
痴漢警告音はともかく防犯ブザーはもっと大音量でないと十数メートル先にも聴こえない。
犯人も怯(ひる)まない。
この点はぜひ改善していただきたい。
画面には黒の背景に「痴漢です 助けてください」と表示され、画面をタップすると赤い画面にかわり、
「やめてください! やめてください! やめてください!」と音声が発せられる。
警視庁が提供する、そんな無料の防犯アプリ「Digi Police」(デジポリス)が注目を集めている。
ダウンロード数は約26万9000件(6月7日時点)と、行政機関がリリースしたスマホアプリでは異例の大ヒットとなっている。
当初は「オレオレ詐欺」への注意喚起が主目的だった
このデジポリスは、警視庁が2016年3月に公開したアプリだが、当初は「オレオレ詐欺」などの特殊詐欺への注意喚起が主な目的だったという。
その後、痴漢被害を周囲に知らせる「痴漢撃退機能」の他、大音量のブザー音が鳴り、事前指定にした連絡先へとメールが届く「防犯ブザー」などの機能が追加された。
痴漢撃退機能は、若い女性から寄せられた「痴漢に遭っても声を出せない」という声に応えたもの。
アナウンス音声は「やめてください」という言葉、画面には「痴漢です」と一目でわかる文字。
声を出せない被害者に代わって、音声と画面で周囲に助けを求められるという仕組みだ。
アプリ画面の下部にあるメニューは「防犯ブザー」「ホーム」「痴漢撃退」だけに絞り、緊急時も即操作できるようになっている。
子どもの見守り機能も強化
3月のリニューアルでは、子どもの見守り機能も強化された。
アプリのトップ画面には、交番やコンビニの位置が分かる地図も表示。
ユーザーが指定した地域の犯罪・不審者情報をひと目でわかるようにした(ただし東京都のみ対応)。
犯罪情報はLINEやメールで共有できるため、親が子どものケータイに注意を呼びかけることもできる。
デジポリスには、警視庁のWebサイトに掲載している防犯コラムを転載している他、開発当初からの目的でもある特殊詐欺を防ぐためのコンテンツも掲載。
実際の詐欺事件に使われた電話音声や、防犯カメラなどに写った犯人の写真もアプリ上で視聴できる。
ダウンロード
Digi Police
警視庁無料posted withアプリーチ
設定方法
1.起動させ「次へ」
アプリをダウンロードしたら、起動させます。下の画面が現れますので「次へ」をタップします。
2.住まい、生まれた年、性別を選ぶ
住まい、生まれた年、性別をプルダウンメニューから選びます。
3.「次へ」
ざっと読み、「次へ」をタップします。
4.「マイエリアの設定」
「マイエリアの設定」ですが、現在はまだ残念ながら都内しかできません。都内にお住まいかお勤めの方は、地域を選びます。都内の方も都外の方も「さあ、はじめよう」をタップしてください。
5.トップ画面
トップページの画面が現れます。フッター(画面下部)に「防犯ブザー」「ホーム」「痴漢撃退」が見えます。緊急の場合は「防犯ブザー」または「痴漢撃退」をタップします。