外出時に、窃盗(強盗)の被害に合うことがあります。
その被害で多いのが、
スリ、引ったくり、置き引きの3種類です。
特に海外旅行先では気をつけなくてはなりません。
海外では、自分の身から離れたモノは他人のモノと思って間違いありません。
サイフに現金以外のクレジットカードや身分証明書など個人情報が知られるモノを入れている人は、
現金の損失よりもむしろ後者のほうが大きな損害となりますので、
絶対盗まれないよう気をつけましょう。
カードなどは、サイフとは別にして肌身離さず持つのがベストです。
特に海外では、パスポートやカードなどは肌身離さずが鉄則です。
たとえば、↓こういったものに入れて首からぶら下げておきます。ガーゼ生地などでハンドメイドしても良いでしょう。
肌身離さず携帯ケース
スリ
スリ(掏摸)は、他人の懐やバッグなどから金品などを気づかれないようにかすめとる行為、また、それを行う者のことです。
巾着切り、チボ(京阪神地方)とも呼ばれ、
縁日や電車など人混みの中で行われる犯罪です。
スリには刑法の窃盗罪が適用されますが、電車内で刃物や防犯スプレーを振り回すなどして逃走する武装すり団には、強盗罪が適用されます。
- トート型バッグで人混みに行かない
- なるべくサイフなどの貴重品はバッグに入れないか、サイフだと認識しにくいようにする
- 男性の場合、尻のポケットにサイフを入れない(尻は鈍感で気づきにくい)
- 周囲に常に気を配る
引ったくり
バッグを肩にかけたり荷物を手に持った歩行者や、前カゴに荷物を入れている自転車に近づき、すれ違ったり追い抜いたりする瞬間にその物を奪って逃げる犯罪が引ったくりです。
犯人はオートバイ・自転車・自動車などで後ろから近づき(特にバイクが多い)、手に持っていたり、自転車の前カゴに入れていたりするバッグを奪って逃走します。
また、歩きながらスマートフォンを操作している人がスマートフォンをひったくられる事件も発生しています。
引ったくりの被害者の多くが女性です。
それは女性が弱いからではありません。
女性は貴重品をポケットなどに入れている男性と違って、サイフや貴重品などをバッグに入れており、引ったくる犯人にとって都合が良いからです。
特に高級ブランドのバッグが狙われます。
バッグが高級ブランド物であれば、それ自体が高い価値を持つことが一目で分かりますし、高級ブランドのバッグの中にあるサイフの中身にも期待が持てるからです。
夕方から深夜にかけて多く発生していますので、その時間帯に一人で外を歩く女性は特に気をつけましょう。
周囲によく気を配り、不審な自転車、バイクの接近にはいち早く気づくよう心がけましょう。
- ショルダーバッグをたすき掛けにする(出来ればその上に上着やコートを着る)
- リュックサックを使用する。
- 防犯ブザーを携行する。
- 自転車の前カゴにひったくり防止カバーやネットをかぶせる。
- 車両が通る側にバッグを持たない。
- 常に周囲に気を配る
「自分はひったくりに遭うかもしれない」とまず認識することが大切です。
その認識から上記のような対策が生まれます。
自分は大丈夫とタカをくくっている人ほど被害に遭うリスクは高いと言えるでしょう。
引ったくり防止 自転車かごカバー
置き引き
「買い物中にちょっとその辺にバッグを置いておいたらなくなった」
というのが置き引きです。
店内に「貴重品・バッグは手元から離さずお持ちください」との張り紙がある場合は特に注意が必要です。実際に被害が発生しているからこそ張り紙が張られているからです。
バッグごと盗まれることもあれば、バッグの中のサイフだけを抜かれることもあります。
口が開いているトートバッグはその危険が大です。
危険なのは買い物時だけではありません。
電車の中でも置き引きは多く発生しています。
バッグは絶対に手元から離さないようにしましょう。
列車内で上着に財布を入れたままフックにかけたり、
網棚に置いたままにして、
財布を盗まれる被害に遭うことも多いので注意が必要です。
仮眠するなら、貴重品は必ず身につけておきましょう。
海外では日本以上に特に気をつけましょう。
- 貴重品は肌身離さず
- バッグはトート型ではなく口の締まるものを
- 何かに気をとられず常に周囲に注意する
- 子どもを見張りにしない
- 一人でないからと油断しない
- 常に周囲に気を配る
荷物にセットしておき、人と荷物が一定距離以上離れるとアラームが鳴る防犯グッズを使うのも一つの手です。
離れるとアラーム
・置き引き防止に
・所持品の盗難防止に
・迷子防止に
・置き忘れ防止に
・情報端末やノートPCに
サイズ(約):子機/幅3.55×奥行0.8×高さ3.5cm、親機/幅4.1×奥行1.6×高さ6.2cm
素材・材質:ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂
生産国:中国
本体重量(詳細):子機/10g (電池とストラップ含む)、親機/46g (電池とキーホルダー含む)
使用電池:子機/CR2032×1個 (テスト電池付属)、親機/単4アルカリ電池×2本 (別売)
監視範囲:S/約3~5m、L/約7~12m (オープンスペースで)
電池寿命:子機/1日8時間の使用で約2か月、親機/1日8時間の使用で1回につき警告が10秒間×6回作動して約1ヶ月
離れると音とバイブ又はバイブのみでお知らせ、電池切れのお知らせランプつき
イメージ写真:photo AC/イラスト:Illust AC