近ごろスマート・ロックが話題になっています。
中でも某国軍事施設並のセキュリティの強固さを誇るというスマートロックの「セサミ」は大注目。
自宅のドアに近づくだけで解錠する「手ぶら解錠」、スマホをノックするだけの「ノック解錠」、さらにオートロック化できるすぐれものです。
ここで紹介する「セサミmini」は、CANDY HOUSE社のスマートロックで、世界で5万台売り上げる「セサミ スマートロック」を、日本向けに小型化したものです。
重さは107g、サイズは、幅5.7x高さ9.3、奥行5.5(センチ)です。
背面にはドアに貼り付けるための両面テープがあらかじめセットされていて、
ポピュラーな錠なら、ドアに貼り付けるだけの簡単取り付け!
カラーは、パールホワイト、マットブラック、シャンパンシルバー、シャンパンゴールの4種類が用意されています。
セサミmini単体でこんなこともあんなことも!
セサミmini単体でできることは、以下のとおり。オートロック:解錠後、5秒〜4分後に自動ロック
- オートロック:解錠後、5秒〜4分後に自動ロック
- 手ぶら解錠:スマホを持って近づくと解錠される
- ノック解錠(iOSのみ) :スマホを3回軽くノックすると解錠される
- 複数人・複数台で共有できる
- 施錠解錠の履歴が残る
- 各種メッセージ表示:自宅に近づくとスマホに、「お帰りなさい」などのメッセージが出ます。
手ぶら解錠:スマホを持って近づくと解錠される
ノック解錠(iOSのみ) :スマホを3回軽くノックすると解錠される
複数人・複数台で共有できる
施錠解錠の履歴が残る
各種メッセージ表示:自宅に近づくとスマホに、「お帰りなさい」などのメッセージが出ます。
1.オートロック化
家を出る時は、今までどおり手動でセサミのつまみを回して解錠します。
自動ロックまでの時間設定は、5秒から最長4分まで設定できます。
5秒とかではあっという間に閉まってしまい不便ですので、3分か4分がおすすめだと思います。
が、3分とか4分の場合、留守にする時は、ドアを閉めた直後にアプリで施錠したほうが良いと思います。
2.手ぶら解錠
自宅が近くなると「お帰りなさい!(名前)はノックと手ぶら解錠の準備ができています。」とのメッセージが現れます。(手ぶら解錠とノック解錠が設定されている場合)
さらに、自宅から10メートル以内に近づくと、「オート、オープンセサミ!」というメッセージが現れ、同時に自動解錠します。
「オープンセサミ」とは、懐かしや「開けゴマ!」のことです。
▽他にもいろいろなメッセージが
3.ノック解錠
スマホをノックすれば解錠できます。アプリの画面をいちいち開かなくても、スマホ自体を「コンコンコン」と3回軽くノックしてやると、解錠します。
たとえばポケットに入ったスマホを、衣服の上から3回軽く「コンコンコン」と叩くと解錠されます。でも、iOSのみの機能です。
4.複数人で共有
複数人、複数のスマホで共有できます。セサミを使用する権限は次の3段階に分けられています。
- オーナー
- マネージャー
- ゲスト
「オーナー」は全ての権限を持ち、「マネージャー」と「ゲスト」を指定できます。
「マネージャー」は細かい設定は行えませんが、「ゲスト」を指定できます。
「ゲスト」は、施錠解錠のみ可能です。
自分以外の家族は、「マネージャー」に設定し、その他の人に解錠施錠の権限を与える場合は「ゲスト」にします。
5.オートロック化
解錠後、数秒〜数分後に自動ロックを設定できます。
6.施錠解錠の履歴
解錠施錠ともに、アプリにその履歴が残ります。いつ、誰が解錠施錠したかが分かります。家族の帰宅時間も知ることができます。しかも手動の解錠施錠でも誰かまではわかりませんが、されたことが分かります。
別売りのWi-fiモジュールを使用すると機能が増加
別売りの「Wi-fiモジュール」を使用すると、外出先のネットワーク環境などインターネットを通じてセサミを操作することができるようになります。
- 自分が家にいない時に誰かを家に入れたい場合、外出先から解錠することができます。たとえば家族がスマホを忘れたとか、スマホの充電切れで家に入れないとか…。
- ちゃんと鍵がかかっているかどうかをリアルタイムで知ることができます。さらに留守中、泥棒にピッキングされた場合などに、すぐに通知が来るので、何らかの対応ができるかも、です。
- AmazonAlexaやGoogleAssistant/Homeと連携することができます。
私はモジュールは不要と判断し、購入しませんでした。
セサミminiの取り付け方法
最近のポピュラー錠であれば、サムターンに被せて、ただ貼り付けるだけの実に簡単な取り付けです。特殊な錠の場合は、CandyHouse社に気軽に相談することをおすすめします。
1. 電池の絶縁シートを抜く
スライドカバーを手前にひき、電池の絶縁シートを抜き取ります。
2. 高さ調整プレートまたはアダプターを取り付ける
※ポピュラーな最近の錠であれば、この項目はスキップしてください。
セサミminiをドアにあてがい、高さが足りない場合は調整プレート、特殊な錠の場合は特殊アダプターを付けます(事前に写真をCandy House社に送って相談すれば、作ってくれます)。取り付けられない錠もありますので、不安な場合は同社に相談しましょう。
3. セサミをドアに貼り付ける
「セサミmini」のつまみを錠に合わせ、ドアに貼り付けます。
私の場合、古いドアの錠なので、特殊アダプターが必要でしたが、Candy Houseさんが親切に応対してくれて作ってくれました。
解施錠の設定方法
「セサミmini」が取り付けられたら、説明書のQRコードを読見込み、スマホに専用アプリをインストールします。またはAppStore、GooglePlayにアクセスし、ダウンロード・インストールします。
Bluetoothをオンにし、設定を開始します。
1. セサミのアカウント登録
セサミのアカウント登録方法は、Facebook連携・Google連携・CANDY HOUSE登録のいずれかから選びます。
2. セサミに命名
アプリに追加するセサミの名前を適当につけて「次へ」をタップ。どんな名前にしようか悩みますが、一台しか使わない人は、好きな名前で構いません。何台か使用する人は「マイホーム」「オフィス」とかわかりやすい名前を付けます。
3. セサミのペアリング
追加するセサミをタップすると、スマホへBluetooth接続を要求されますので「ペアリング」を選びます。
4. 施錠・解錠のつまみ(サムターン)位置の調整
つまみをロック(施錠)して設定、次にアンロック(解錠)して設定。
これで解施錠位置が記録され、設定は完了です。
「セサミmini」はアプリを開いて画面をタップするだけで、Bluetoothが届く範囲内(10m程度)であれば、ドアの解錠&施錠操作が可能です。
セサミminiのオートロック・手ぶら開錠設定方法
オートロック・手ぶら解錠の設定方法を説明します。作業はセサミから10メートル以内の場所で行います。
1. アプリの設定変更
アプリ左下の「管理」をタップし「設定を変更」を選びます。
1.「管理」をタップ
2.「設定を変更」をタップ
2. オートロック機能をオン
「解錠後にオートロックする」をアクティブにします。ロックまでの時間が5秒から4分まで選べるようになっています。初期設定は10秒です。
3. 解錠・施錠通知をオン
解錠・施錠通知もアクティブにすることで、スマホに通知が届くようになります。
4.アカウント設定
トップ画面の左上のメニューアイコンをタップするとスライドメニューが表示され、歯車マークをタップすればアカウント設定になります。
1.「ノック&手ぶら解錠」をアクティブに
2.赤線枠内のどちらかをタップすると位置情報を求められます。
3.地図が現れるので確認して「CHECK THIS LOCATION」をタップ。
4.ノック解錠、手ぶら解錠が設定されました。
▽セサミminiの解錠・施錠動画
▽動画でSESAMEをもっと知る
感想とまとめ
未来感覚が楽しく、しかも便利で家族にも大好評です。
肝心なセキュリティ面も、解錠施錠ごとに暗号化されており、安全性は軍事施設レベルということで、安心です。
唯一の難点はセサミだけではありませんが、スマホの位置情報を常にオンにしておくアプリの場合、非常に電池を消耗するということです。
位置情報を常にオンにしておかないと、手ぶら解錠やノック解錠、メッセージの着信ができません。
電池の消耗を防ぎつつこうした楽しい機能を利用するには、少し面倒ですが、普段は位置情報をオフにしておき、帰りに自宅が近づいたらオンにすると良いでしょう。
手ぶら解錠や履歴も便利ですが、意外と便利なのがオートロックです。
いちいち施錠したり、施錠忘れをチェックするのも面倒ですから。
で、結論! 非常におすすめの商品です。