独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)によれば、ストーブ、ファンヒーターの事故が毎年100件以上、死亡事故も10件以上発生しているとして注意を促しています。
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5年間で死亡事故652件
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)によれば、ストーブ、ファンヒーターの事故が毎年100件以上発生しています。
死亡事故は毎年10件以上発生しています。
NITE(ナイト)は、ストーブ、ファンヒーターの事故の再発防止を目的として注意喚起を行っています。
2016年度から2020年度の5年間にNITE(ナイト)に通知された製品事故情報では、ストーブ、ファンヒーターの事故は652件(石油タイプ307件、電気タイプ345件)あったそうです。
事故の被害状況をみると、652件のうち、
- 死亡事故が69件(石油タイプ44件、電気タイプ25件)
- 出火による事故は652件中576件
発生しています。
ストーブ、ファンヒーターの事故は毎年11月頃から事故が増加し、1月に最も多く発生していますので注意が必要です。
ストーブ、ファンヒーターの事故は、
- 可燃物を近づけない
- 清掃をきちんと行う
など、使用上の注意をよく確認し、誤った使い方をしないよう気を付けることで防げるものがあります。
ストーブ、ファンヒーターの事故事例
ストーブ、ファンヒーターの事故事例は以下のとおりです。
- 電気ストーブの電源を入れたまま就寝したため、就寝中に布団が電気ストーブに接触し、布団が過熱して発火する事故が発生した。【2020年2月 岐阜県、20歳代・男性、拡大被害】
- 石油ストーブの内部に燃焼による多量のすすが付着し、空気が不足し、炎が逆流したことで堆積していたほこりが燃える事故が発生した。【2020年4月 大阪府、60歳代・男性、拡大被害】
- 石油ファンヒーターのカートリッジタンクにガソリンを誤って給油したため、消火後再度点火しようとした際に、揮発したガソリンに引火する事故が発生した。【2021年1月 滋賀県、年齢・性別不明、軽傷】
- 使用者が石油ストーブを点火状態のまま給油したため、カートリッジタンクをストーブ本体に戻す際に灯油がこぼれ、こぼれた灯油が高温状態の燃焼部などにかかり、灯油が発火して火災に至る事故が発生した。【2020年1月 大阪府、80歳代・男性、拡大被害】
- 電気ストーブの電源プラグ側のコードプロテクター部に引っ張りや屈曲などのストレスが加わったり、芯線が断線して、短絡・スパークする事故が発生した。【2021年1月 兵庫県、年齢・性別不明、製品破損】
ストーブ、ファンヒーターの気を付けるポイント
ストーブ、ファンヒーターの気を付けるポイントは次のとおりです。
- 可燃物の近くで使用しない。
- 定期的に清掃を行い、ほこりやすすを取り除く。
- ガソリンを誤給油しないよう保管方法や保管場所に注意する。
- 暖房器具はつけたままにしない。石油ストーブなどは給油時に必ず消火する。
- 電気ストーブや電気ファンヒーターの電源コードを引っ張らない、折り曲げない。
引用元:NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)
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