「ただちに命を守る行動をとってください」
という放送を聞いたことのない人はいないと思います。
災害の危険が迫って「特別警報」が出される時にテレビ等で発せられる言葉です。
でも、そんな時、私たちはどうしたら良いのでしょうか。
どんな行動を取るべきなのでしょうか。
「ただちに命を守る行動をとってください」て???
「ただちに命を守る行動をとってください」
という放送を聞いたことのない人はいないと思います。
災害の危険が迫って「特別警報」が出される時にテレビ等で発せられる言葉です。
特別警報とは、
特別警報(とくべつけいほう、英: Emergency Warningは、日本において、気象災害、水害、地震、噴火などの重大な災害が起こるおそれが著しく大きい場合に、気象庁が警告のために発表する情報。警報の一種ではあるが、警報の発表基準をはるかに超える規模で起きるような甚大な被害が発生する恐れがあり、最大級の警戒をする必要がある場合に適用される。
出典/Wikipedia
でも、
「ただちに命を守る行動をとってください」を耳にするたびに思うことは、
具体的にどうすればいいの?
ということ。
「直ちに命を守る行動をとる」とは、必ずしもその場所から他の場所へと避難することを意味するものではなく、例えば、避難することが既に危険な場合は屋内のより安全な場所に移動するなど、各々が状況を見極めて適切な災害回避行動をとることを意味する。
出典/Wikipedia
だそうですが、
これでもまだよくわかりません。
安全な場所ってどこ?
一言で言えば、
屋外または屋内の安全な場所に移動するなどの災害回避行動をとれということですよね。
それはわかります。
でも、わからないのは、安全な場所とはどこかということ。
まあ、津波の場合はより早くより高いところへ避難する、というのはわかります。
大雨も同様ですね。
でも、地震や竜巻はどうでしょう。
せいぜい頑丈なテーブルの下に潜るということくらいしか思いつきません。
こんなベッドを見つけました。
▽防災ベッド
確かに身を守ることはできるかもしれませんが、
こんなベッドには寝たくないような…。
具体的にはどうすべきなのかが分からない
災害(予兆)時にどう対処するかについては以前書きましたので、そちらをご覧いただきたいと思いますが、
たとえば竜巻の予兆に気がついたとき、どうすべきか、
次のように記しました。
「街中にいる時に発生した場合は、なるべく頑丈な建物に入り、窓から離れ、身を小さくしましょう」
「屋内にいる場合は1階の窓のない部屋か、窓がある部屋なら窓や壁から離れ、丈夫なテーブルの下などに身を屈めて頭巾などで頭を守りましょう。窓、カーテン、雨戸、シャッターなどは閉めましょう」
街中の対処法は問題ありませんが、家の中にいた場合は、どうでしょうか。
確かにこれくらいしか対処方法はありませんよね。
しかし、ふと思いました。
シェルターがあれば、そこへ逃げ込めば良いじゃないかと。
そこで調べてみました。
Amazonにありました。
販売されているシェルターのいろいろ
まず、小さなシェルターも見つけました。
この仲に逃げ込めば、安全でしょう。
でも、田舎の広い家ならともかく、都会の狭い家では置くところに困りそう。
他にもシェルターを見つけましたが、
津波や洪水対策のシェルターで、水に浮くように作られています。
以前は販売していましたが現在は在庫切れになっています。
でも、これ、お値段がすごい。
700万円弱ですよ。
場所も必要だし、
一部の金持ちしか所有できません。
津波水害用シェルターには、こんなものもありました。
なんと、核シェルターも販売されています。
核ミサイルが飛んで来たり、未知のウィルスによるパンデミックを想定しているようですが、
たとえこのシェルターに逃げ込んで一時は助かったとしても、
その後はどうなるんでしょうね。
死屍累々の世界でどうやって生き抜くのでしょうか。
う〜ん。
こんなシェルターも見つけました。
サイズ:1.8m × 1.8m
重量:500kg
座席の下はトランクルームになっていて、
非常食、避難用具の格納、収納が可能だそうです。
普段は備蓄庫としても便利とか。
「中古車を買う費用で家族を守れる」?
こうしたのが商売として成り立つほど、需要があったとは驚きです。
放射線やサリンなどの毒ガスからも逃れられるという代物です。
「中古車を買う費用で家族を守れる」
を謳い文句にしている業者があります。
「2011年の東日本大震災の津波の惨状を見て、何か同じことが起こったときに力になれることは無いかと考え、2011年から津波シェルター、耐震シェルターの製造販売、2012年からは核シェルターの製造販売」を開始し、
「水害津波シェルター・耐震シェルター・地下型核シェルター・地上設置型核シェルター・マンション設置型核シェルターの全種類を製造し販売している国内唯一の企業」
だそうです。
そこは今や日本のシェルター業界で7割のシェアを持っているそうです。
確かに中古車を買う費用で家族の命が守れるのなら、
安い買い物かもしれませんが、
本当に守れるのかは、
災害に遭ってみないとわからないというところが、
なんとも言えません。
あなたは、どう思いますか。