必須の防災グッズをそろえる!【浄水器・簡易トイレ・非常食】

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南海トラフや首都直下型大地震もそうだが、台風や豪雨でも多くの深刻な被害を受ける我が国にあっては、防災グッズを備蓄するのは必須。
しかし、かくいう筆者もなかなか備蓄できないでいたが、いろいろ調べまくってついに重い腰を上げた。
結論を言うと、災害時にもっとも必要なものは、水、トイレ、食べ物だ。
そのあたりから筆者が揃えたグッズをお伝えする。

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人は水と塩さえあれば2か月生きられる

水と塩さえあれば人は何と2か月は生きられると言われている。
だから水と塩の備蓄はもっとも重要だ。

塩の備蓄は簡単だ。難しいのは水だ。

ペットボトルの長期保存水を十分に備蓄できれば良いのだが、田舎なら兎も角、都会の住まいではスペースがない。

筆者が購入した水は、600ミリリットル24本と2リットル9本。合計32.4リットル、これがスペース的にも費用的にも限界だ。

一人1日3リットルが必要と言われているから、一人なら11日間なんとかもつが我が家は3人家族なので3.6日ほどしかもたないことになる。

そこでそれを補うため、ダイソーで「ウォータージャグ(プラスチックコンテナー)3.8リットル」を購入した。

これに水道水をためておけば3.8リットルの水の備蓄を増やせる。ただ、水道水をためておいて飲むのは3日が限界と言われているので、2〜3日で洗濯水として使うようにする(つい忘れてしまいがちだが…)。

風呂の水も今までは毎日捨てていたが、ためておくことにした。飲料水としてはきつくても生活用水としては使えるからだ。また、後述する浄水器を使えば、いざとなったら、飲み水にもなる。

ペットボトルに密閉された水は、一応の賞味期限が設定されてはいるが、それを過ぎても問題はない。何年経っても飲める。

ペットボトル水の賞味期限とはペットボトルの極微小な穴から蒸発して一定量を超えて減少してしまう怖れの期日でり、品質の問題ではないからだ。

5年や7年などの長期保存水を謳っているペットボトル水も単に、蒸発しにくい頑丈なペットボトルを使用しているに過ぎず、水質が異なるわけではない、

因みにストックしておく塩はミネラルが豊富な自然海塩がおすすめだ。

浄水器は何を選ぶか

GreeShowの浄水器

すぐれた浄水器があれば、最悪、近所の川の水さえ飲める。

当初は自作の浄水器も考えたが、それだとあくまで汚れを落とす程度止まりで細菌の類までは浄化できないことが分かったので止めた。

筆者がYoutubeなどを見まくって出した結論は、高性能浄水器を備えること。だがかといって予算には限りがある。そこで選んだのは、GreeShowの電動携帯浄水器GS-2801だ。

業界新型開発の電動携帯浄水器GS-2801は、5段階のろ過を行なう浄水システム(中空糸膜フィルター+ KDFフィルター+高品質の活性炭フィルター+レベルPPコットンと超高品質内蔵0.01ミクロン中空糸膜フィルター)を採用し、粒子、赤サビ、大腸菌、コレラ菌などの雑菌や原虫嚢子、PFAS、沈殿物などの不純物をろ過することができます。

Amazonより

GreeShowの浄水器

これさえあれば、いざとなれば風呂水や川の水さえ飲料用にかえることが可能だ。

GreeShowの浄水器と持ち運びケース
ケースに入れて持ち運びできるコンパクトさ

トイレのありがたみを知らない現代人

KEEVEEKの非常用簡易トイレ
KEEVEEKの非常用簡易トイレ
KEEVEEKの非常用簡易トイレ
カバーをした状態
KEEVEEKの非常用簡易トイレ
カバーを外した状態

現代社会において被災時にもっとも困るのがトイレ問題だ。

人里離れた地域なら外で適当に用を済ませることも可能だが、密集地域でそれはできない。

そこで備えておくことにしたのは、KEEVEEKの簡易トイレ。

当初は、小型折りたたみ椅子の座面を切り裂いて作る簡易トイレも検討したが、やはり不安定だし不安もあって止めた。

家のトイレにゴミ袋をセットする方法もあるが、地震のときにはそれで済むが、大雨で増水した場合は、水嚢などで圧えねばならず、家のトイレは使えなくなる。

だから、専用のポータブルトイレが必要だと判断し、この製品に決めた。

ただ、これには凝固剤や消臭袋は付属しないので別に購入する必要がある。

筆者は、トイレラボの凝固剤を購入した。実はその前に別の凝固剤を安価ゆえ買ったのだが、トイレ用ではなく凝固力も弱かったのでトイレラボのトイレ用凝固剤を買い直した。

消臭袋は、ネットで最も評判の高いBOSの「おむつが臭わない袋」を購入。大は小をかねるということでLLサイズにした。

あと、45リットルや30リットルの黒いゴミ袋も用意しておくと良いだろう。

人目のあるところで用を足さねばならない時、特に女性は隠す覆いがあったほうが良い。

そこで役立つのがアルミシートあるいはアルミブランケットだ。

アルミシートは100円ショップでも入手できるが、100均のものはカシャカシャと音がうるさくて避難所などでは苦情を言われるという話を耳にしたので、静音のこれを選んだ。

寒い季節には防寒具にもなるので是非備えたいグッズだ。

できればテントもあったほうが良い?

避難所でプライバシーを守るために一人用のテントも購入した。

ただ、避難所によってはテントお断りのところもあるようなので事前に確認しておいたほうが良いが、外での利用も考えられるのでテントはあったほうが良いと判断した。

設置があっというまに簡単にできる一人用のポップアップテントだ。

ただ、広げるのは簡単だが折りたたみ収納はコツが必要だ。

水と塩でしばらくは生き長らえるとはいえやはり空腹には勝てない

水と塩でしばらくは生き長らえるとはいえやはり常人は空腹にはなかなか勝てない。

そこで「食」について触れよう。

とりあえずは、飴やバランス栄養食のカロリーメイトやバランスパワーで凌ぐ。

飴は溶けない氷砂糖を備蓄しておくと良い。黒糖飴も良い。

落ち着いたら火を使った食事もしたくなるだろう。

お湯を注ぐだけで温かいスープや味噌汁が飲めたらホッとするだろう。

筆者はクノールカップスープ30袋入を購入した。

味噌汁は手間のかからないフリーズドライにした。

温かい食事には「火」が必要

ポケットストーブ
タカギのポケットストーブ

スープや味噌汁にしても温かい食事を摂るには、火力が必要だ。

カセットコンロとカセットガスを備えておくべきだろう。

その際コンロとガスは同一のメーカーを選んだほうが安全性の面で望ましい。

我が家にはイワタニのコンロはすでにあるのでカセットガスを買い足した。

カセットコンロを持っていない人はぜひコンロも買いましょう。

ただこれらを持ち運ぶのは大変で、あくまで家でしのぐ場合だ。

防災リュックの中には、固形燃料を入れた。

だがこれだけでは料理ができない。コンロが必要だ。日本製である高儀の軽い折りたたみ簡易コンロもリュックに詰めた。

さらに筆者は昔買ったColemanのバナー(マイクロストーブ)を持っていたので、そのガスも買った。

Colemanのランタンも持っているので、このガスを使えばランタンとしても使える。

鍋類はキャンプ用品が便利だ。筆者は随分前に購入したチタンのクッカーセットがあるのでそれを用意した。チタンは軽くて丈夫なのでおすすめだ。

食器としては紙コップや紙皿、紙椀などをホームセンターで揃えた。

備蓄食・非常食は?

被災時の緊急食としては、先述したように飴やビスケット、バランス栄養食などが力を発揮するがいつまでもそれで良いわけがなく、通常の食に近いものを備蓄しておかねばならない。

筆者の場合は、無印良品でいくつかを買い揃えた。

ネット上で人気なものに尾西食品のワカメおにぎりがある。

フリーズドライで有名なアマノフーズの雑炊も人気だ。

火力と鍋と米さえあればかなりしのげると筆者は思っているので、水が貴重な被災時に備えて無洗米は備えておくと良いと思う。

しかし、偏った食事を続けると健康を害する怖れがあるので、ビタミンやミネラルを補う必要がある。そこで筆者が備えておくのは、大塚製薬のマルチビタミン&ミネラル。

ガラス飛散防止フィルム

フィルム貼りに際して購入したツール

サッシュ窓や食器棚のガラス飛散も怖いので、飛散防止フィルムを購入し貼ることにした。

業者に依頼すれば手間もかからず美しく貼ってくれるのでそれも検討したが、やはり結構高いし、良い業者を見つけるのも大変。エアコンの設置やクリーニング業者を「暮らしのマーケット」というアプリで見つけたことがあるので、今回も探したが、やはり作業代が高い。Youtubeを見まくって、自分でもできそうな気がしたので、フィルムを購入し自分で貼ることに決めた。

まずは面積の狭い食器棚のガラスからテストを兼ねて始めることにした。

ダイソーに飛散防止フィルムがあることを知って購入し、貼ってみたがシワシワが残ってしまい見てくれが悪すぎて貼り替えることに。

下の商品をAmazonで購入しトライしたら今度はきれいに貼れた。

サッシュ窓は次の商品を購入した。

これもうまく貼れた。

とはいえ、一枚は一箇所折れ目がついてしまい気になったので追加購入して貼り直した。

一枚目でうまくいったことで甘く見てしまい、カットせずに貼ろうとしたことが失敗の原因(実際のサイズより3センチほど大きくカットする)。

美しく貼るにはコツがいるのでYouTubeで幾つも見て、おおまかなポイントをつかんでから臨もう。

道具も最低限のものは必要だ。

筆者の場合、次の道具を購入した・

その他の備え

そのほかにも筆者が揃えたものがいくつかあるので記しておく。

  • ポンチョ・合羽などの雨具
  • トイレットペーパー
  • 圧縮タオル
  • 濡れティッシュ
  • 靴下
  • 下着
  • ライト 頭に装着するもの、ミニ懐中電灯、ランタン
  • 笛(コルクの)
  • 防犯ベル(笛が吹けない場合に備えて)
  • 絆創膏などケガ対策
  • 鎮痛剤やノドの痛みや口内炎対策(パープルショット)
  • 防塵手袋
  • 折りたたみ式ウォータータンク 給水車が来た時に水をもらうため
  • 食器棚や冷蔵庫の飛び出し防止ストッパー

上記のもののほとんどは100円ショップで揃えた。

100円ショップでないものはランタン、鎮痛剤などの薬品類。

Brunoのランタンを購入した。

食器棚や冷蔵庫のストッパーは次の商品を選んだ。透明で余り存在感がないのが良いと思った。

まとめ

被災した時に、救援が来るまでに3日はかかると言われている。

東日本大震災の時には1周間以上かかった地域もあると聞く。

被災地域が広範に及ぶ場合、1か月くらい堪えねばならないかもしれない。

いずれにせよ最低3日間の備えはしておかねばならない、

できれば1周間の備え、余裕があれば1ヶ月の備えが望ましいということになる。

人は水と塩さえあれば2週間以上は生きられる。

だからまずは水と塩は必ず備蓄しなければならない。

備蓄するスペースがないなら細菌等も濾過する高性能な浄水器を備えておくと良いだろう。

空腹に堪えられないなら、できるだけ食糧も備蓄しておく必要がある。

次に重要なのはトイレだ。

人里離れた家なら、外で排尿排便も可能だろうが、家が密集している地域なら簡易トイレが必要だ。

断水の場合、家のトイレにポリ袋を被せて非常時のトイレにすることは可能だが、豪雨で増水して逆流するような時にはトイレを水嚢などで圧えねばならないから、簡易トイレを備えておくべきだと筆者は思う。

ゴミの回収まではかなりの時間がかかると思われるから、トイレ用凝固剤や、通常のポリ袋以外の消臭袋も必要だ。

水と塩とトイレがあれば当分はなんとかなる。

これにカセットコンロや固形燃料などの火力があって米さえあれば、空腹も防げる。

フリーズドライやレトルトの食品などがあればさらに生存力は増す。

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