[防犯]空き巣の手口を知って空き巣防犯完全対策

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空き巣は住宅侵入窃盗の7割

住宅侵入窃盗のうち、「空き巣」は約7割を占めます。

住宅侵入窃盗の発生場所別認知件数を見てみると、

共同住宅が1万2,672件、

一戸建て住宅が3万1,532件。

7割ほどが一戸建てを狙った犯罪です。

一戸建て住宅はマンションに比べて、窓の数が多く、侵入経路が多いので用心が必要です。

女性の一人暮らしだから「高価なものは置いてないし、狙われない」と思うのは大間違い。

女性の下着、ブランドのバッグやアクセサリー、パソコン、テレビなども窃盗のターゲットになるからです。

また、最近の傾向として、

無締り」のドアや窓からの侵入が全体の約半数をしめています。

「ちょっとゴミ出しに」

「ちょっと新聞を取りに」

と鍵をかけずに外に出たスキを狙う犯行が増えています。

この手口で若い女性が強姦される事件も発生していますので、

ゴミ出しで近所だからと鍵をかけずに外出するのは危険です。

知っておきたい空き巣の主な手口

ガラス破り

侵入手口でいちばん多いのがガラス破りです。

窓や扉のガラスの錠近くを割り、手を差し込み、錠を開けて侵入します。

焼き切り

窓ガラスをバーナーで焼き、水を吹きかけて割ります。

ピッキング

「ピック」という針金のような金属工具を用いて解錠する手口です。

サムターン回し

サムターン回しとはドアにドリルなどを使って穴を開け、金属の棒を使ってドア内側のつまみ(サムターン)を回転させて解錠します。

合鍵

郵便受けや植木鉢の下など、あなたが隠した鍵を探して侵入します。

玄関の周囲に鍵を隠すのは危険ですから、やめましょう。

退社した元社員やアルバイトが、在職中に合鍵を作って退職後に侵入したり、同様に元恋人などが侵入する場合もあります。

無施錠狙い

ドアや窓の無締まり箇所から侵入する手口です。

忘れずに施錠しましょう。

出かける前や、就寝前には必ず施錠を確認しましょう。

これだけはやっておきたい5つの空き巣対策

ワンドア・ツーロックが防犯の基本

泥棒が嫌がる環境をつくる

泥棒が嫌うのは、「人の目」・「」・「」だと言われています。

これらを意識して対策を練りましょう。

泥棒が嫌がり、敬遠する家をつくることが重要です。

空き巣対策のポイント

1. 家の周囲をキレイに保つ

2. 窓やドアは「1ドア・2ロック」に

3. 洗濯物は部屋干しにする

4. 塀や植栽などで死角をつくらない

5. 防犯家電や、防犯雑貨を利用

 家の周囲をキレイに保つ

家の周囲に乱れがあると、泥棒が目をつけます。

下見の際に使う「マーキング」もしやすく、気づかれないので、泥棒にとっては好都合なのです。

マーキングをそのままにしていたり、ポストに郵便物が溜まらないようにしましょう。

マーキングを見つけた場合はすぐにマークを「消す」、「はがす」ことが大切です。

ポストの投函物も、こまめにチェックするなどして、目が行き届いていることをアピールしましょう。

玄関周りに、不審者を感知するや光で威嚇するセンサーライトカメラなどを設置するのも、おすすめです。

人を感知して光で威嚇するセンサーライト

窓やドアは「ワンドア・ツーロック」に

窓やドアは、1つに対し2つのカギをかける「ワンドア・ツーロック」が原則。

1つしかカギがついていない場合は、できるだけ2つ目のカギを設置しましょう。

手軽に設置できる補助錠も市販されています。

また、防犯性能が高いカギへのつけ替えも検討しましょう。

防犯ガラス

防犯フィルム

ガードプレート(ドアのこじ開け防止)

サムターン回し防止カバー

などの防犯グッズも市販されていますので、

検討しましょう。

洗濯物は部屋干しにする

洗濯物をベランダなど外に干している場合、干している時間から不在時間が知られる可能性があります。

雨なのに洗濯物が干したまま、

長時間にわたり洗濯物が干したまま、

というのは泥棒への「留守」アピールになってしまいます。

洗濯ものはできるだけ部屋干しにすると良いでしょう。

死角をできるだけつくらない。

塀や植栽などで死角をつくらない

一戸建て住宅の場合、泥棒が入りにくそうな高い塀や生い茂った植栽。

これらは実は泥棒にとって好都合なもの。

なぜなら一度敷地内に入ってしまえば周囲から見えにくく、

住宅内への侵入作業に時間をかけられるからです。

なるべく塀を低くしたり、植栽も剪定をして死角を作らず、見通しも良くするように心がけましょう。

防犯家電や、防犯雑貨を利用

カーテンや雨戸を閉め切った日が続くと、泥棒に留守だと悟られ、狙われる可能性が高まります。

カーテンを閉め切りにせず、室内が見えにくいレースのカーテンなどをするようにしましょう。

最近は、「ミラーレースカーテン」という、外から中の様子が見えにくいカーテンが市販されているので、おすすめです。

ミラーレスカーテン

それに加えて、タイマー式照明などの家電を活用すれば、長時間不在にする場合でも在宅か不在かをまぎらわすことができ、防犯対策になります。

センサーライトも防犯に

防犯カメラも抑止力になります。

ワイヤレス防犯カメラ

できれば、気をつけたい日常の行動

*夜遅くまで洗濯物を干しっぱなしにしない。

*夜暗くなったら室内の照明がつくようにする。外出するときは、家の明かりをつけておく。

* 長期で留守にする時は、新聞や郵便は配達を止めてもらう。

* 表札に苗字だけにし、家族の名前を入れない。

* 郵便ポストには鍵をつけ、個人情報を盗まれないようにする(個人情報の記載された郵便物をシュレッダーにかけずに捨てない)。

* 見たことのない人物に声をかける。

*できるだけ近所づきあいをする(お互い気をかけることが防犯につながります)。

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